アイデンティティとは

よって身体をつくる行為は極めて社会的な行為であり、そうして形作られた身体は私たちのアイデンティティをもかたちづくっているという。

現代ではやせていてほっそりとした身体が「女らしい」とされている。つまり「女らしい身体」に「女らしい衣服」を身にまとうことが女性であることの必要条件だと受けとめられている。しかしこの「女らしさ」の追求は「自分らしさ」と必ずしも一致しない。むしろ「女らしさ」と「自分らしさ」を追及する行為は相反するものなのである。

つまり「女らしさ」と「自分らしさ」の間ではアイデンティティの葛藤が起こっている。しかしこれらは摂食障害の女性たちだけにのみ見出されるものではなく、われわれすべてがジェンダーの認識を共有している。